
知恵の神・学問の神
幕末の先駆者 佐久間象山先生御祭神
黎明日本の礎を築いた、明治維新の大先覚者、佐久間象山先生の功績の偉大なることは論を待たない。 遠大なる世界的国家観と、開国進取を基調とする象山思想は後世まで燐と輝き、今日の日本を啓示する シンボルとも伝えられている。
先生は混迷する国情を憂え、烈しい気魂を以って身を投じて、国事に奔走する傍ら、 切々たる心情を詩歌にも托し、時の幕府要路にも訴えた。
その一首
”折にあへば散るもめでたし山ざくらめづるは花のさかりのみかは”
は先生の決意を知るに十分である。
大正二年象山殉難五十年祭を契機に、元大審院長横田秀雄博士の主唱で、神社創建の計画が進められ、 地元をはじめ県下全市町村及び信濃教育会・全学校・全国関係者の協力によって、 昭和十三年十一月三日県社として創建された。
象山ゆかりの偉人
松代藩の武家に生まれた象山は、儒学者や兵学者、科学者などさまざまな顔を持ち、時代を先んじた思想家でありました。 江戸に開塾すると門下に若い才能たちが集まり、勝海舟、坂本竜馬、吉田松陰らが門弟となりました。